最近の読書

病気療養中の私には、時間的にはゆったり読書する余裕があるのですが、気を引き締めてむさぼるように読みたい性格なので、読むと疲労が後に残ることとなり、あまり冊数が読めません。結局、暇だろうが忙しかろうが、未読の本が傍らに積まれていくのは変わりないんでしょう。笑

 

近頃読んだジャンル(テーマ?)は主に文学論で、次に新本格ミステリ=メフィスト作家、あとは宗教学関連といったところです。

文芸評論の専門家が執筆した、非常に的確で包括的で学術的な(舌足らずな誉め言葉です笑)論文を何冊も読んだのですが、それよりもはるかにしっくりきたのは大塚英志物語論でしたね。たぶん現代人にとっての「ストーリー(お話、話、物語)」とは、普段目にするテレビドラマや、子供のころに好きだったアニメとかいったものですよね。だから純文学の微妙な細部を批評した論よりも、純文学でもドラマでもアニメでもざっくりと分類・構造化することのできる物語論のほうが、現代人の感覚で理解しやすいのだと思います。

 

次の記事はたぶん、読んだ本の感想を書きます。

 

つづく